2009年03月10日

失業保険給付金額の計算と残業時間

これから退職して失業保険の給付を申請される方、そうでない方がいると思いますが、今後の残業時間で失業保険の給付額が変わることもあります。

ただ、辞めることが決まってしまうと仕事が減るケースも多いので、必然的に勤務時間が短くなりやすく、残業時間もその結果増えることは難しいでしょう。
だからと言ってそのまま早く退社する日々が続くと、失業保険の給付金額を計算する上でも少なくなってしまいます。給付金額については、失業手当の日額は会社に在職中の期間の平均賃金で計算するのではなく、離職する日の直前の6ヶ月で計算されます。
退職する時期が早くから決まっている場合、離職予定日の6ヶ月前から休日出勤や残業を増やすことで、失業保険基本手当算出のもとになる賃金日額そのものを大きくすることが可能です。

例えば、残業時間によって失業保険額が増える具体例として、離職日までの6ヶ月間に月平均3万円のペースで残業を増やしていったとします。
そうした場合、計算すると6ヶ月の間でで基本給を18万円上げることができます。
これを基本手当対象期間の180日(6ヶ月)で割り、1日の賃金を算出します。
計算式は(30,000円×6ヶ月)÷180日=1,000円となり、平均賃金日額を1,000円増やすことができました。

なお、賃金日額の平均が1,000円増えたうえに、所定給付日数が150日、失業保険の給付率が最低の50%に認定されたとします。
計算式だと1,000円×50%×150日=75,000円となるので、これも失業給付の総額を75,000円増やすことができました。

故意に残業を増やすのは、法律としては違法ではありません。
もしかしたら、退職届を提出した後に逆に残業が増えた方もいるのかも知れません。
たとえ辛い残業だとしても、このことを認識しておくと気持ちも少しは和らぐのではないでしょうか。
posted by 物知り博士 at 13:00| 失業給付金